分子細胞修飾学 斉藤研究室 Molecular and Cellular Modification Saitoh LABORATORY

大学や研究室での評価は加点方式です

 今までの小・中・高等学校での授業の評価は100点満点からの減点方式だったのではないでしょうか。ですから、皆さんの中には、評価というのはそもそもそのようなものだと思っている方も多いと思います。しかしながら、斉藤は大学やましてや研究室での評価、あるいは社会に出てからの評価というのは、こうした100点満点からの減点方式とは全く違っていると思っています。
 斉藤の担当する講義や演習、あるいは斉藤研究室における研究では100点満点が上限ではなく、120点、150点、1000点、10000点、、、といくらでも加点していく方式にしたいと思っています。ただ、実際には、100以上の評価点を成績証明に書き込むことはできないのですが、斉藤としては、大学や研究室では「与えられた問題を解く」ことに加え、「自らが問題を見つけて、自らが解答を得る」ことで、100点を超えた世界が開けていると考えています。

 

一緒に研究と勉強を始めませんか

 現在、一緒に研究を推進して下さる学部学生・大学院生・ポスドクを募集中です。個々の研究活動をサポートするのはもちろんですが、研究室メンバー全員参加によるセミナーや論文紹介を通じて、分子生物学、生化学、細胞生物学、ゲノム科学、エピジェネティクス、タンパク質・染色体・細胞工学といった学問領域の最先端の知識と技術をラボの構成員すべてで共有します。一緒に研究してみたいと感じた方は、気軽にラボを訪ねてください。
 研究室では、卒論研究、修論研究、博士論文研究が日夜継続的に行われているのはもちろんですが、その他、以下のような活動を定期的に、あるいは不定期な形で行っています。

1) Journal Club(毎週1回)
   Cell, Nature, Scienceといった一流の論文に触れます。
2) グループミーティング(毎週)
   少人数で研究成果や今後の研究計画について発表します。
3) 研究室行事
   花見BBQ(4月)、ビアパーティー(7月)、3年生歓迎会・忘年会(12月)、卒業生・修了生追い出しコンパ(2月)など。
4) リトリート・研究室旅行)

担当の講義と実習

 分子細胞生物学は、皆さんの体の中で常日頃起こっていることを研究する学問分野ですが、空気がふだん見えないのと同じように、細胞の中で繰り広げられている核酸やタンパク質の動きを実測し正確に理解することは難しく、そのため分子細胞生物学は高度かつ精緻な実験手技を開発し、それらを巧みに用いることで還元論に根ざした独自の学問体系を構築してきました。そのため論理的な思考や記憶力に加えて、柔軟な発想力、そして想像力と物事を抽象化する能力が強く要求される学問分野となっています。講義や実習では、分子細胞生物学を合理的かつ批判的に読み解くための理論を学ぶとともに、学んだことを最先端の研究論文に適用して論じる能力を磨くことに力を注ぎます。

学部(講義)
基盤科目 ・生物学 IB (1年生)
展開科目 ・分子細胞生物学 (3年生)
基礎講読 I (3年生)
基礎講読 II (3年生)

細胞分子生物学概論 I (4年生)
生物環境概論 I (4年生)
生物環境概論 II (4年生)

学部(実習・演習)

生物環境演習A (3年生)
細胞生物学実験A (3年生)
 
特別演習A (4年生)
特別演習B (4年生)
大学院(講義)
分子細胞生物学 I (博士課程前期)
分子細胞生物学 II (博士課程後期)

 
大学院(実習・演習)
生命科学ゼミナール (博士課程前期後期)
生命科学特別研究 (博士課程前期後期)
プロジェクトゼミナール (博士課程前期後期)